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この記事は「お墓オンライン」が提供する「お墓のやさしい解説」シリーズです。ライフ・エンディングの考え方について、全編を読むことで体系的に理解できるように構成している特集記事です。
今回の「お墓オンライン」では「お墓の本体」について解説します。
お墓の本体は、住宅に例えると、購入した土地に建てる「家の部分」、とイメージして問題ないでしょう。
下図のように、費用面では総額の半分以上を占めるのが通常です。
お墓の本体は「墓石」と表現され、その名の通り原材料は100%「石」です。
お墓は「石材店」に作ってもらう
さて、その墓石は、石材店と呼ばれる業者にオーダーして作ってもらうことになります。
石材店は、原石から、数ヶ月もの期間をかけて加工する専門業者です。
石材店はどうやって探す?
石材店は、基本的には、自分の墓地となるお寺や霊園に紹介してもらう形が多いでしょう。
お寺や霊園スタッフと話しているうちに、石材店選びの話は必ず出てきます。
それを繰り返すことで自然と情報は整理されてきます。
墓石の大きさと価格
では、墓石の値段相場を具体例で見てみましょう。
敷地面積 | 墓石代(標準グレード) |
---|---|
1.0㎡(小さめ) | 100万円 |
2.0㎡(標準) | 150万円 |
3.0㎡(大きめ) | 230万円 |
どの価格帯の墓石でも、プロの職人が裁断し、精魂込めて磨き上げ、芸術的な刻印で仕上がってきます。
墓石のランキング
石のグレードについても、少し触れておきましょう。
ぜひ知っておきたい、そして知名度の高い墓石を、厳選して9種類紹介します。
産地 | 価格比較 | 種類 |
---|---|---|
国産 | 500万円 | 庵治石(主に香川県) 最高品質の墓石。 高級墓石として世界一と言われる。 ブランド力が圧倒的。 |
国産 | 300万円 | 浮金石(主に福島県) 日本を代表する高級ブランド石材。 国産の黒御影石の最高級品。 皇室関係の記念碑で多く使用。 |
国産 | 250万円 | 羽黒青糠目石(主に茨城県) 青みがかった花崗岩。 日本の三大最高級銘石。 芸能人や著名人の使用が多い。 |
国産 | 200万円 | 大島石(主に愛媛県) 水分の吸収率が低い。 耐久性に優れている。 経年変化が出にくい高品質の石材。 国会議事堂や赤坂離宮などで実績。 |
国産 | 150万円 | 稲田石(主に茨城県) 白く澄んだ色の御影石。 酸性雨による劣化がほとんどない。 耐久性が非常に高い石材。 |
インド産 | 150万円 | ニューインペリアルレッドが代表的。 赤御影石として有名。 インド産は硬度が高いことが特徴。 吸水率が低く、雨風に強い。 硬すぎる故に加工が難しい。 施工費が高くなる傾向。 |
スウェー デン産 | 80万円〜 | ファイングレインが代表格。 国産の高級品と並ぶ品質。 その他、黒御影石系が豊富。 安価なものが幅広く整っている。 |
中国産 | 50万円〜 | 日本の墓石の7割ほどが中国産。 特に多いのが白御影石。 生産量も豊富。 |
南アフ リカ産 | 50万円〜 | 黒御影石の生産量が多い。 オリーブ、パープル、 ブラウン系が特徴色。 日本では建築材としても多用。 |
墓石の7割は御影石
当霊園でもそうですが、現実的には、中国産の御影石を選ぶのが最もポピュラーです。
施工例付きの墓石資料を無料で送付してくれる石材店もありますので、あらかじめ見ておくと感性と合わせやすいでしょう。
【おすすめサイト】墓石ナビ
お墓ができるまでの期間
さて、お墓が出来上がるまでの期間は、数ヶ月かかります。
その間に、支払いはどのタイミングで必要なのかなどについて、次回の「お墓オンライン」で解説します。
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