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この記事は「お墓オンライン」が提供する「お墓のやさしい解説」シリーズです。ライフ・エンディングの考え方について、全編を読むことで体系的に理解できるように構成している特集記事です。
今回の「お墓オンライン」は「納骨堂・樹木葬・散骨」の全体像を解説します。
これらはお墓に関する悩ましい問題から解き放たれる選択肢と言えます。
ちょうど2000年頃から人気が出始め、以下のような「悩ましいお墓の問題」を全てクリアしてくれる選択肢。
お墓にまつわる様々な課題
納骨堂や樹木葬を選択すれば、これらの問題は一気に解決するでしょう。
しかしながら、事はそう単純ではありませんので、そのあたりも適切に理解できるように解説していきます。
納骨堂・樹木葬・散骨は「費用」の問題が解決できる
納骨堂や樹木葬は、お墓にまつわる費用の問題を一気に解決できます。
納骨堂は、一般的なもので総額100万円以内で済みます。
樹木葬なら50万円前後、散骨に至っては最安で3万円レベルも見られます。
一般墓と比較すると「明らかに」費用を軽減できるのが現実です。
費用が安い理由
納骨堂や樹木葬の費用が安い理由は次のとおりです。
墓石代※は150万円ほど、別途、永代使用料※が50万円ほどかかるのが一般墓の相場です。
※墓石代=お墓本体の費用、永代使用料=土地代のようなもの。
しかし、納骨堂や樹木葬なら墓石代も永代使用料もいずれも「不要」になるため低価格へのインパクトが大きいわけです。
納骨堂・樹木葬・散骨は「維持・管理」の問題が解決できる
墓石がないということは、お墓を保つための管理が不要ということになります。
また、十三回忌などの一定期間を過ぎると、年間管理料も不要になります。
つまり、お墓を維持管理するための負担が、後の世代に残りません。
この心理的な晴れやかさが、納骨堂や樹木葬が選ばれる大きな理由の一つになっています。
維持・管理が不要になる理由
維持・管理が不要になる理由は、以下の1点に集約されます。
永代供養とは、故人の遺骨をお寺や霊園が責任を持って供養してくれることです。
つまり、お寺や霊園が将来に渡って管理を確約してくれるため、管理義務の負担が遺族の手から離れることになるわけです。
納骨堂・樹木葬・散骨は「墓じまい」の問題が解決できる
納骨堂や樹木葬は墓じまいの問題が解決できます。
墓じまいとは、お墓の維持管理に行き詰まった継承者が、お墓を撤去する手続きのことを言います。
墓じまいには、身内との話し合いや申請手続きの負担があり、また、物理的な撤去に数十万円単位の費用もかかります。
墓じまいの問題が解決できる理由
墓じまいの問題が解決できる理由は、
お墓を建てるということは、いずれ起こるかもしれない「墓じまい」の不安が必ずつきまといます。
そのようなモヤモヤとした心的不安が、そもそも存在しないのが納骨堂や樹木葬の選択です。
納骨堂は「立地」の問題が解決できる
納骨堂は、基本的には都心部の好アクセスな立地にあります。
よく見かけるのが、駅近の整形地に、地上5階建て、立体駐車場あり、といったスタイル。
事実、当霊園でも、納骨堂計画は土地探しそのもの、と言っていいほど場所にこだわって開発を進めています。
遺族にとっての納骨堂のメリット
納骨堂はお墓参りのアクセス利便性がいいのはもちろんですが、さらに参拝施設が館内にある点もメリットです。
- お盆のお墓参りでもエアコンがある
- 秋彼岸のお墓参りでも台風と無縁
- 真夏の虫対策も真冬の防寒対策も無縁
- 高齢者でもバリアフリー、草むしりも不要
など、遺族にとっては、一般墓地でのお墓参りとは全てが真逆です。
館内墓地ならではの快適性を備えているといえます。
納骨堂・樹木葬・散骨の課題
さて、このように多くのメリットを持つ納骨堂や樹木葬、散骨ですが、最大の課題は「供養の対象がなくなる」という点。
次回の「お墓オンライン」では、そこをクローズアップして解説します。
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