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この記事は「お墓オンライン」が提供する「お墓のやさしい解説」シリーズです。ライフ・エンディングの考え方について、全編を読むことで体系的に理解できるように構成している特集記事です。
今回の「お墓オンライン」は「管理料が安い墓地」について解説します。
お墓の管理料の負担は、残された後世の方々の負担に直結する問題と言えます。
管理料の負担を軽くするということは、自分ごとではなく、将来目線に立った判断基準であることを踏まえて、その方法論を知識としておさえておきましょう。
お墓の維持費を安くしたい場合
お墓の管理料を安く抑えたい場合は、「公営の霊園」を視野に入れることになるでしょう。
お墓を建てられる3つの場所
この「公営の霊園」は、自治体(主に市)が管理・運営する墓地です。
公営の霊園の管理料は1,000円代から
公営の霊園なら、管理料は年間1,000円代〜4,000円以下に抑えられるところが多数派です。
種別 | 面積 | 永代使用料 | 管理料 |
---|---|---|---|
平面墓地 | 5.0㎡ | 170,000円 | 2,100円 |
檀墓地 | 6.0㎡ | 213,000円 | 2,520円 |
芝生墓地 | 3.24㎡ | 88,000円 | 1,890円 |
自由墓地 | 7.5㎡ | 297,000円 | 3,255円 |
管理料が安い理由
公営の霊園の管理料が安い理由は、まさに自治体そのものが財源となっているからです。
いわゆる公共施設にあたりますので、市立の病院や公立の学校等と同じようなイメージです。
管理料が安いデメリット
管理料が公金によって安価に抑えられている点は最大のメリットですが、反面、不満を感じるであろう点も数多くあります。
設備面のデメリット
全体的に設備や環境面が古いままのケースが多く、
このような状況で、墓地全体としての雰囲気がやや残念なケースが多い印象です。
運営上のデメリット
公営の霊園は募集制で、かつ、募集枠が少ないために倍率が高い傾向にあります。
当選するまでに数年かかることもあり、なかなか思い通りにいかないのも実状です。
そのため「民営の霊園」と同時進行で検討される方が多いでしょう。
管理料の負担は減らせる
管理料の安さがもたらすネガティブな点は否めないものの、それでも、政令市などの大都市でも、市営墓地なら4,000円以下で探せます。
自分ごとではなく、遺族の負担軽減を優先事項として考えた時、市営墓地は十分検討に値するポジションになるはずです。
公営の霊園の探し方
公営の墓地は、各自治体のホームページで情報公開されています。
検索する際は、「⚪︎⚪︎市 市営墓地」と検索してみましょう。
扱う部署としては、福祉課や衛生課、といったところになります。
寺院墓地・民営の霊園・公営の霊園を比較
さて、リーズナブルな公営の霊園の状況を解説しましたが、それを踏まえて、次回の「お墓オンライン」では以下の3つを徹底比較します。
お墓を建てられる3つの場所
管理料のことだけではなく、より広い視野でお墓選びの方向性を固めてみましょう。
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