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この記事は「お墓オンライン」が提供する「お墓のやさしい解説」シリーズです。ライフ・エンディングの考え方について、全編を読むことで体系的に理解できるように構成している特集記事です。
今回の「お墓オンライン」は「納骨堂を選ぶべき理由」について解説します。
納骨堂は各種メディアで目にする機会も多く、事実、都市部の納骨堂はオープン前から応募が殺到し、即日完売といった状況が続いています。
納骨堂は、間違いなく現代のお墓選びの主役。
今回はその理由に迫っていきます。
納骨堂が人気の理由
納骨堂の人気ぶりを端的に表すキーワードがこちらです。
納骨堂のポイント
それぞれ具体的に見ていきましょう。
納骨堂を選ぶべき理由【選択の幅が広い】
納骨堂の種類・プランは非常に幅広く、しかも年々増える一方です。
納骨堂のプランの例
変わりゆくプランの例
さらには、あの「築地本願寺」の「オンライン法要」が世に受け入れられて以来、今や「メタバース納骨堂」なるものまで話題となっています。
【日経新聞】「メタバース霊園現る「無縁仏」急増時代の墓参り」
納骨堂を選ぶべき理由【利用者目線】
お墓といえども、今や需要と供給が働くマーケットがその舞台になっています。
お寺目線の世界観
そもそも、伝統的な寺院墓地などは、檀家制度やお布施・寄付などのしきたりありきのものです。
お寺側の一方通行の世界観が大前提で、社会の変化に歩み寄る種類のものではありません。
納骨堂のスタイル
一方、納骨堂の建設ラッシュは、社会的なニーズを見事に反映しています。
社会の変化に応じて新たなものを取り入れ、逆に不要なものは取り除くマーケット主導のスタイルです。
利用者目線の具体例
納骨堂を選ぶべき理由【経済負担が減る】
また、納骨堂を選択することで経済負担が劇的に減ります。
納骨堂には経済合理性がある
その理由は、一般墓で不可欠の「墓石代」と「永代使用料」が不要になるから。
それにより数百万円の負担が減る点が、人々の経済合理性を揺さぶる最大の源です。
遺族にとっても合理的
ストレートに表現するとそういうことです。
納骨堂を選ぶべき理由【管理義務から解放】
管理義務の悩みから解放される点、これは納骨堂が選ばれる最大の理由と言っていいでしょう。
深刻な墓じまいの悩み
ここに来て「歴史上の偉人たちのお墓がいつの間にか撤去されていた」という報道まで目にするようになってきました。
現役の子孫の方が、お墓の管理負担に限界を迎えて撤去する、というだけの話ではありません。
その方自身に兄弟・子供がいないかったり独身だったりすると、もはや「墓じまい」以外に打つ手がなくなるわけです。
納骨堂と永代供養
一方、納骨堂ならお墓選びの最大の悩みである「跡継ぎ」の課題がなくなります。
納骨堂は基本的に永代供養であるため、このような課題は最初から問題とならないのです。
納骨堂を選ぶべき理由【利点としての永代供養】
そして時代は、間違いなく「永代供養」への流れになっています。
現代社会と永代供養
この「お墓のやさしい解説」特集では、これまでは永代供養についてややネガティブな位置付けで解説してきました。
その理由は、永代供養は「まだ」完全な市民権を得るまでには至っていない、という当霊園での肌感覚を前提にしているからです。
納骨堂と永代供養
しかしそれも時間の問題と言えます。
例えば、小規模でも低予算でも自分たちらしい「結婚式」を望む声が、数十年をかけて定着したことも、ほぼ同じような経緯を辿って今に至っています。
あとわずか1世代、現在の若者世代が高齢期を迎える数十年後には、間違いなく「自分たちらしく」「合理的な」永代供養が中心の社会になるでしょう。
納骨堂を選ぶべき理由
一般墓か納骨堂かは、皆様の死生観とダイレクトに関係する問題です。
また、同時に遺族への配慮も踏まえた上で考えるべき問題です。
- 生と死の考え方に合理性を受け入れられるタイプか
- 子孫によるお墓管理を、負担と考えるのか、当然のことと捉えるのか
結果はどうあれ、納骨堂という選択肢が現れたことで、むしろ深く自分らしくお墓のことを考える機会になるはずです。
次回の「お墓オンライン」では「樹木葬」をクローズアップします。樹木葬は納骨堂よりもさらに自由な生き様に焦点を当てたお墓選びです。
今回の記事のおさらいはこちら
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