お墓の支払いのタイミングはいつ?【メモリアルローンについても解説】

お墓の買い方

今回の「お墓オンライン」は「お墓代の支払いのタイミング」について解説します。

お墓購入のプロセスでは、ある程度まとまったお金が「現金で」必要となるタイミングが何回か訪れます。

中には「全額前払い」を求められるケースもあります。

さっそく見ていきましょう。

【お墓の費用】支払いのタイミング

費用は、お墓の完成後ではなく、完成する前から必要なケースが多いでしょう。

支払いの流れは、概ね以下のようになります。

  1. 永代使用料の支払い
  2. 墓石代の着手金の支払い
  3. 完成後、残額の支払い

着手金は総額の10%〜50%が一般的です。

具体例で見てみましょう。

【お墓の費用】支払いの具体例

総額で180万円の標準的なケースだと以下のイメージです。

総額180万円のケース
  • 4月
    永代使用料の支払い

    60万円(お寺や霊園)

  • 5月
    墓石の着手金の支払い

    20万円(石材店への支払い)

  • 7月
    完成後、残額の支払い

    100万円(石材店への支払い)

【お墓の費用】支払い方法は現金か振込

いずれの段階も、現金か振込による支払いがほとんどです。

業界全体として、電子決済の導入までは、まだもう少し時間がかかるでしょう。

【お墓の費用】全額「前払い」の例

中には「全額前払い」を求める石材店も珍しくありません。

このあたりは石材店ごとの経営スタイルなので、交渉したとしても、基本的には期待できないでしょう。

ただ、逆に良い機会と考え、ダメ元での交渉の反応をみて、

  • 顧客主義の企業か
  • 売上主義の企業か

など、柔軟に顧客対応をしてくれる石材店かどうかの見極めに使えます。

【お墓の費用】墓石ローンで支払う

お墓代に負担を感じる人なら「メモリアルローン(墓石ローン)」を使う手もあります。

メモリアルローンは審査が緩い点が特徴です。

金利0%などもあり、借りやすい商品群になっています。

メモリアルローンの例
100万円、60回払い、金利0.1%
  • 月々5,862円
  • ボーナス月20,940円

メモリアルローンは石材店で扱われる商品です。

直接銀行で借り入れる場合はフリーローンとなりますので、審査や金利などの条件が厳しくなるのが一般的です。

お墓を建てた後は維持費がかかる

さて、第1回から今回の記事までは、お墓を建てるまでの解説でした。

  • お墓購入の平均価格
    -総額150万円ほど
  • お墓の値段を決める要因
    -場所(お寺か霊園か)
    -立地(都心か郊外か)
    石材せきざい(墓石)グレード
  • お墓を建てられる場所
    -お寺(寺院墓地じいんぼち
    -民営墓地(霊園れいえん
    -公営墓地(霊園れいえん
  • 最初にかかる費用
    永代使用料えいたいしようりょう(敷地料)
    -初期費用は50〜70万円
  • お墓本体は石材店に依頼
    -完成までに数ヶ月かかる
    -数回に分けて支払う

お墓を建てた後は、毎年、一定の管理料の支払い義務が発生します。

次回の「お墓オンライン」からは、お墓を「建てた後」の状況について解説していきます。

今回の記事のおさらいはこちら

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